子供が中学生になりスマホを持たせる。
そんな時にまず思い浮かぶのがスマホのルール作りだ。
「勉強をサボらないように」「SNSや金銭トラブルに巻き込まれないように」
挙げだすとキリがないだろう。
そこで今回は筆者独自にランキングを作った。
実は2位、3位は適当に書いた。
今回お伝えしたいのは
スマホルールなんてくだらない。そんなものいらない。
だがスマホによるリベンジポルノの危険性は子供に伝えておくべき。
ということだ。
3位:スマホ課金は1ヶ月5,000円まで
そもそもルールなんてものは集団を統率するために
使うものなんだ。
100人、1000人がみんな好き勝手に行動し、
その一つ一つの適切さを吟味していたら日が暮れてしまう。
だが、子供はどうだろう?そんな人数はいないはずだ。
課金額が度を超えて高くなった時に子供と話し合えば良い。
「こんな金額を何に使っているの?」
「それは本当に必要なの?」と。
たとえば動画や音楽編集を趣味にしたくて
編集ソフトを買ったのかもしれない。
購入月は5,000円を超えるだろう。
この理由であれば私なら許す。
バイトでもして稼げば良い。
もしくは、ただただソシャゲのガチャに馬鹿みたいに
お金をつぎ込んでいるかもしれない。
別にいいじゃないか。
馬鹿なお金の使い方をしたら叱れば良い。
5,000円なんて根拠の無い数字で
子供を縛り付けたくはない。
2位:1日3時間以上スマホを使用しない
2位も言いたいことは3位と同じだ。
別にルールなんて作らなくても
トラブルが発生してからで良いじゃないか。
子供の成績が落ちて、その理由がスマホの使いすぎであれば
対策を講じれば良い。
「勉強するときはリビングにスマホを置いていく」
これだけでも十分に効果は見込める。
しかし、1位の
恋人に「裸の姿を撮らせて」と言われても断る
これはトラブルが発生してからでは遅いのだ。
たった1回の過ちで子供の人生が台無しになりかねない。
1位:恋人に「裸の姿を撮らせて」と言われても断る
「スマホルールにしてはぶっ飛んでいる」
「そんなのウチの子には関係ない」
と思っただろうか?
そんなことはない。
実は子供のスマホによるリベンジポルノ被害は深刻なんだ。
「自分のヌードやセミヌードの映像を送信したことがある」という質問に対して、ティーン男子(13~19歳)の18%、ティーン女子の22%、ヤングアダルト男子(20~26歳)の31%、ヤングアダルト女子の36%が「経験がある」と回答している。
https://japan.cnet.com/article/35070257/
2008年の調査とかなり古い海外のデータだが、
開いた口が塞がらない。
かく言う私も知り合いのそういった映像の存在を
見聞きした経験が2度ある。決して他人事ではないのだ。
恋人に「(性的な)写真が欲しい」
と言われたら案外断りにくいんだ。
親世代の思考では
「そんなこと頼む人は恋人のことを大切にしていない」
と考えるだろうが、若い世代だと
- 本当に好きだから頼まれたんだ
- 好きな人だから流出させるはずがない
- 断ったら好きじゃないと思われてしまう
と考えてしまうようだ。
冗談じゃない。どんなに危険なことかわかっているのか。
Googleで「リベンジポルノ スマホ 女子中高生」
と調べてみると良い。
政府広報の注意喚起や、事件のニュースに混じって
実際に流出した性的コンテンツも検索結果に出る。
子供がいる親が1度検索すれば
恐怖や不安を感じるはずだ。
だからこそ言いたい。
リベンジポルノ対策のルールを10ヶ条の1つに入れちゃいけないんだ。
その他のルールとはレベルが違いすぎる。
発生してから対処できることなんてハナからルールにしなくて良い。
10ヶ条なんかにするとその他ルールと一緒にボヤけてしまう。
スマホを買ったらまずは
リベンジポルノの危険性、恐怖、リスクを説明するんだ。
その他の心配事はトラブルが発生してからでいいじゃないか。
(人の命が関わる「スマホいじめ」等については同様に
最初から対策・ルールを策定しても良いかもしれない)